岬へ向かう道沿い
古い燈台のとなり
車を停めてひとり寄った
海が見えるカフェレストラン

窓の傍のテーブルは
恋人たちの場所ね
二つの影が見つめ合って
まるで映画観ているみたい

波が夕陽を跳ねて
瞬き繰り返すの
いつかの二人もきっと
こんな風に綺麗だった



別れたあともこうして
メール突然よこして
「元気?」なんて聞かないでよ
ずるい人ね相変わらず

ブラックコーヒーが好きな
あなたの真似をしてみたの
苦い味で嫌いになれる
訳などないと解ってるけど

連れていってほしいと
ついに言えなかった
今もあの日のように
空へ消える翼見てる

空へ消える翼見てる