下界見下ろす
何て悲しいの
何も出来ない
自分が惨めで

流れる時間の
歴史に身を任せ
いつかはきっと
何て夢を見てたの

背中の羽が痛いよ 千切れそうよ

出会いは突然
誰かが言っていたの
そんな事に興味はなくて
ひび割れた愛に
泣いていただけなの
誰か助けて声は届かない

下界見つめる
人たちの群れ
何も出来ない
私はまだ子供で

流れる雲間の
揺れる風に乗り
このまま何処かに
何て思っていたの

背中の羽傷は癒えない まだ痛いよ

出会いは必然
誰かが泣いていたの
そんな恋は信じられなくて
砕け散った愛に
傷付き傷付けられて
誰か教えて飛び立つ術を

(善子)
生まれた意味も解らず
ただ一人泣いていたの
孤独という背中の羽は折れ
飛ぶ事さえ忘れてしまった
どうか勇気を私に下さい
飛び立てる愛という強い翼を

出会いは突然
誰かが言っていたの
そんな事には興味はなくて
いいえ違うの
ただ怖かっただけなの
あなたの胸に飛び込む事が

出会いは運命
こんな事もあるのね
泣いていたのは私なのね
抱いてもっと強く
触れたら離さないでね
遥か彼方から響く天使の鐘