『眼を閉じて・・・』

波が 押し寄せる
砂をさらった
波が さらう君の声も
かき消されて
限りない時が
打ち寄せるたび
この胸は もう
心の鼓動すら 邪魔なほど

空を滑る風になりたい
海を渡る 雲になりたい
すべたを 流す 雨になりたい
顧みる事が 遅すぎたけれど
君に 走りたい

空を 滑る翼がほしい
闇も 貫く光になりたい

全てを 感じて
僕は 眼を閉じる
耳を澄ます
風の音を聞く
波の歌を聴く
空を仰ぐ 大地の
鼓動を聞く