あけまして おめでとう
 今年もよろしくね
 もちの食べすぎに注意

たどたどしくて かわいらしい字の
年賀状が届いたよ うれしいな
誰からかな めいっ子からかな
それとも知り合いの息子さんかな

差出人の名前見て 思わず首をかたむけた
知らない人なんだよ

「 山田のりお  52才 」

50代の見知らぬ人に
もちの食べすぎを心配されるいわれはない
だけど心のこもった やさしい年賀状
誰かへの愛がたくさん詰まっているよ


何回見ても 間違いはない
住所はこの地を 指している
仕方がないので その人に
年賀状の返事を 書いてみた

 あけまして おめでとう
 今年もよろしくね
 そちらこそ
 もちの食べすぎに注意

知らない者どうしなのに 友達みたいなやりとり
びっくりするだろうな

50代の大人の人に
もちの食べすぎを心配されるいわれはない
だけど見ているだけで なんだか癒される
大切な人を想う気持ちに微笑む


冬の空気は冷たくて
いつもは寂しい町の神社も 今日は賑わってる


50代の見知らぬ人に
もちの食べすぎを心配されるいわれはない
だけど心のこもった やさしい年賀状
誰かへの愛がたくさん詰まっているよ

50代の大人の人に
もちの食べすぎを心配されてもいいかもしれない
見ているだけで なんだか癒される
幸せ運んでくれそうな気がするから

僕らはなぜ正月にもちを 食べすぎるのでしょうか
僕らはなぜ正月にもちを 食べすぎるのでしょうか
僕らはなぜ正月にもちを 食べすぎるのでしょうか
僕らはなぜ正月にもちを 食べすぎるのでしょうか

なぜ 食べすぎるのでしょうか