風がつむいだメロディー
記憶の街角
雪の彼方に 献身を見る

霧にかこまれ 木々に慕われ
やがて星空
かすかな希望は ともしびの優しさ

ベテルギウスのまぶしい夜は
642年前のわたし

暗闇の守り給いし 下界の化身に
身を投じて 集まり巣くう
自堕落のわな

憎しみのいかづち宿る 鼓動の照明
地球のマグマに 力を抱いて
天に突きさす 邪心の剣


鐘の音が聞こえる わたしの胸に
命の果てに 未来をうつして

すべてが消えて 何もかも無になる
恐怖を前に
つぼみのままの 愛に託して

イクチオステガの描いた夢は
3億6500万年後のわたし

暗闇の守り給いし 孤高の騎士が
真の答えを求め彷徨い
哀しみの聖地へ

苦しみをうがつ心は 鼓動の軌道
大地を引き裂く 強き力を
我が身に重ね 明日をゆく


暗闇の守り給いし 下界の化身に
身を投じて 集まり巣くう
自堕落のわな

憎しみのいかづち宿る 鼓動の照明
地球のマグマに 宇宙を抱いて
無限の極みへ 邪心の剣