ああ 風が吹くわ
私をアナタの許へと連れて行ってくれる風が

愛しき人よ 懐かしき故郷よ
進みましょう 今始まる 旅立ちの時
冷ややかな目も 偏見の雑音も もう何も気にならないわ
愛しき人よ 懐かしき故郷よ
私は進むわ だから見ていて
翼を広げ 舞い歌うから
冷ややかな目も 偏見の雑音も もう何も気にならないわ


聴こえる 怯えの声と目と叫びが
鋭い爪に大きな翼 覆う鱗と羽根

風に乗り 風に逆らい
私はアナタを探しに 飛び立つの
混乱の声も 慌てた姿も もう何も気にする必要なんてないの
愛しき人よ 懐かしき故郷よ
私は私 竜ノ姫 力強く飛び立つの
翼を広げ 高らかに
もう隠す必要も 偏見の声も 何も気にする必要なんてないわ


ああ 風が吹くわ
私をアナタの許へと連れて行ってくれる風が

愛しき人よ 懐かしき故郷よ
進みましょう 私は探す 居なくなったアナタの姿を…


ああ 愛しき人よ 愛しき人よ
辿り着くわ 風ノ海を泳ぎ アナタの許へ
冷ややかな目も 偏見の雑音も もう何も気にならないわ
愛しき人よ 懐かしき故郷よ
私は進むわ だから見ていて
翼を広げ 高らかに
もう隠す必要も 偏見の声も 何も気にする必要なんてないわ
私は竜ノ姫 気高き竜ノ娘


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この曲は、現在公開している小説「片恋円舞曲」の主人公──ラシュフェーニカの曲となっております。

力強く、気高く、意志の強い美しい娘──ラシュフェーニカ。
歌詞にあるように、彼女は竜ノ一族の生まれであるも、ソレを隠して生きてきました。
民が、竜の姿が珍しいと同時にあることないこと噂をし、いつしか時の流れの中で、竜は良い存在であると受け入れられなくなったのです。
ですがラシュフェーニカは、愛しい人を探しに行く為に、遠き地へと旅立ちます。
竜の翼を広げ、飛び立つソノ時を想って書いた曲になります。

いつか歌いたいです!!
この曲も、民族調音楽での楽曲となります!

小説「片恋円舞曲」→ http://taskey.me/stories/4f054008317b4c0486a6?lang=jp