丸く切り取られた月を 朝へと貼り付けよう
太陽を撃ち落として 君に捧げよう
黄色い砂漠を 海の色へと塗り替えよう
鳶色の花を 氷山に活けようじゃないか
どんなお伽噺もくすんでしまうような 君の話を聞かせてはくれまいか
溶岩より熱くどんな猛獣よりも猛る まるで神話のような楽しい物語を
嗚呼 新しい御話だ 眩いばかりの喜びだ
溢れんばかりの楽しみだ 狂ってしまうような面白さだ
嗚呼 閉ざされた闇のなかで 楽しみはたった一つだけだ
さあ 君も新たな物語を 紡いでは見ないか?