かなしい囲炉裏に僕は
手がかじかんで
かなしい夜の窓から
外を眺めてた

君はときどきやってきて
あつい涙を流したのだ

恐竜が地面を歩いて
町がななめに歪んで
僕の両手は ふさがったまま


寂しい机に僕は
鉛筆を置いて
勉強しているふりして
外へとびだした

君は大地に向かって
あつい叫びを発したのだ

鯉が夜空を泳いで
月が出るのを待ってる
僕は君に 何かを感じて

海はどこまでも蒼く
風はいつまでも冷たく
星はかぎりなく瞬いて
君はずっと 君のままで


恐竜が地面を歩いて
町の氷を壊してる
切ない僕は君を 抱きしめたまま

海はどこまでも蒼く
風はいつまでも冷たく
星はかぎりなく瞬いて
君はずっと 君のままで


君のこぼした涙は
星空よりもきれいで
冷たい風に吹かれて
小さく光った


海はどこまでも蒼く
風はいつまでも冷たく
星はかぎりなく瞬いて
君はずっと 君のままで

海はどこまでも海で
風はいつまでも風で
星はかぎりなく星空で
夜はずっと 夜のままで