雲が流れる空の上 遙か高い天空で
一人扉の前に立ち ノックもせず見つめてる


空っぽになった部屋にはもう この広い地にも
アナタは何処にも居ない それがただ 悲しくて

伝えられなかったこの想い
目を閉じて 胸に手をあて
思い出すアナタのこと この部屋に居た アナタのこと


一人静かに考える… 扉に手をあて見つめて
このまま時を流すより アナタを探しに行こう

伝えられなかったこの想い
手を取って 目を見つめて
行方不明になったアナタに もう一度会いたい 伝えたい


天空に羽を広げて 雲が流れる空の下へ
アナタを探しに行こうか ただ一人 アナタに会いたいから
この想いを伝えたいから


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この作品は、現在公開中の作品──小説「片恋円舞曲」(http://taskey.me/stories/4f054008317b4c0486a6?lang=jp)で、
主人公──ラシュフェーニカが歌う曲となっています。
対として、ラシュフェーニカの恋のお相手が歌う曲もあります。

またこの曲は、小説「片恋円舞曲」の序章~第一話を象徴する内容ともなっています。
様々な困難、驚くべき真実も含まれる物語の中で、主人公──ラシュフェーニカがどう強く動くか、楽しみにして御覧いただけたらと想います。


(小説「片恋円舞曲」は、桐夜 白の一次創作──「民族伝承歌(スゥィルトヴァンネ)」シリーズの一作となっています。
どの作品からも入れますので、お気軽に御覧頂ければ嬉しいです!)