世界の現状を少女は見舞う
か細くとも真っ直ぐに伸びる腕は
時を迷わず届いてゆく
気付くのは罪なき掌
色紙の願いは純白で
進めない
進まない
瓦礫色のオーシャン

世界の惨状を少女は歌う
か弱くとも真っ直ぐに通る声は
距離を選ばず届いてゆく
正すのは小さな魂
折紙の祈りは純粋で
戻れない
戻らない
瓦礫色のオーシャン

無名の心臓をヘイトは狙う
水彩画の真っ青な色を奪い
有無を言わさず閉め出されて
休んでは再び見上げる
神々の悟りは盛大で
止まれない
止まらない
瓦礫色のオーシャン

無類の本性を平気で笑う
出口のない真っ暗な夜が並び
西を見渡す麗しくて
崩れてはその度見上げる
神々の報いは聡明で
帰れない
帰らない
瓦礫色のオーシャン