白い部屋
溜息が響く
都会の騒音が僕を冷やかす

「早く諦めな」
「次があるだろう」
慰みの声が僕を甘やかす

叫んでかすれた君の名前が
ひどく耳に馴染みすぎて
泣くことさえもできず
朝を待つこの時間がなにより虚しい

いつか未来へと繋ぐ細い糸を
僕は手繰り寄せて君の小指に
そんな儚くて、それでも信じたい
推敲不可能の物語にピリオドを打って