夢乃また夢物語

数えで二十歳と嘘つくお前は
煮ても焼いても可愛くて
背伸びする程幼いが
何処までも俺を好きらしい
夢はジェットのパイロット
ガラスの靴のヒロインと
クルクル変わる未来の図
夢の扉の鍵を持つ
自慢を並べて縋りつく
夢乃また夢物語り

お酒が苦手と 言い訳しては
今日は何だが酔えないと
お酒並べて飲み干した
私が酔うまで飲み干すらしい
愛は心の薬だと
仕事帰りの閃きだよと
予定も聞かずにcalling phone
夢の扉の鍵を持つ
自慢を並べて縋りつく
夢乃また夢物語り

白い砂浜 足跡を
残して何処かへ消えてゆく
夏の短い恋物語
男と女の恋の駆け引き
夢乃また夢物語り