夕焼けbomber

懐かしい友の顔が秋空の中に消えた
便りが途絶えた後の哀しい知らせは
思いがけない不幸でした
あの時手渡された小さな箱には
私が居なくなったら開けてね
可愛い文字でそう書かれていた


時おり吹いてくる風にあなたの声が
歌うような語るような不思議な時間
それも夕暮れの時でした
色褪せたあの時の小さな箱を
今日思い出し開けて見ます
何が出てくるのかは分からないけど


イタズラ好きなあなたの事だから
大好きな言葉を並べて驚かすつもり
それとも質問だらけで困らせる
それが私への夕焼けbomber