乾いた白さに靴音も
時の曲がり角辺りらしい
虚しいというより
抗うことも1つの意味として
恋の証を胸に刻むよ

どれだけ話しを重ねても
心変わりには無意味らしい
悲しいというより
失くしたものを探している様な
終わり間近な冬のとある日

淋しい音が響く2月
君の声だけが無くて
木枯し色のガラス窓に
君の指先が告げる



真面目なところが取り柄でも
そこが物足りず冷めたらしい
後悔というより
出逢えた事に1つの意味があり
好きも嫌いも愛のカテゴリ

苦手な寒さしみる2月
君の影だけが消える
あの日の嫌な言葉だけが
爪をたてながら残る



記憶のページ
破り捨てるように
忙殺の日々に身を投げる



恋した君がいない理由
僕のマイナスが諭す
綺麗な色の恋のままで
胸に納めるよ今は



迎える君がいない春に
たぶん慣れてゆくだろう
迎える君がいない春に
胸の中で手を振った