あなたを
待ち侘びる
時の中へ
囚われ
私は生きていて

ふたりいた
陽だまりの
あの木に
温く照らされ
今日を永らえ  

帰る場所なんて
なかったはずの
あなたには
優しい明かりを
拵えたお家が

あなたが
私を忘れた
空があまりに綺麗で
許せなかった

私が
私を忘れた
空があまりに遠くて
どうしようもなくて