こんな日に限って何もない
雨音だけが小さく歌う
通り雨
上がるまで想い出にふける
一つの傘に並んで歩いた
帰り道
さっきまで晴れていた空は
あの日の様な雨が降る



こんな日は仕舞っておいたあの
想い出いれた引き出し拭いて
通り雨
上がるまで古い日をあさる
初めて泣いた所を見せた日
all night
夜明けまで抱きしめてくれた
あの日と同じ顔がある



どんな日も還ってこないもの
雨音だけが小さく響く
通り雨
上がるころ聞き慣れた声で
あの日の傘を畳んで歩いた
帰り道
さっきまで濡れていた空に
二人は架かる虹をみる