私にも分からない私を分かったように
ありきたりな言葉が私を説明した
住み慣れてきた部屋と通い慣れてきた駅
朝と夜のループが時々嘘に見える

ずっと何かを探していた
いつか何かを夢見ていた
きっとどこかに目指す場所がある

モロヘイヤをかじった 生のままかじってみたら
なんとなく分かった 私は生きてるんだって
この平和を創った神様がもしいるなら
置き去りの自由より分け合える不自由をください


山積みの平凡が特別を超えたとき
距離は意味を無くした 時は呼吸をやめた

ずっと何かを探していた
いつか何かを夢見ていた
きっとどこかに帰る場所がある

正しさの居場所を 涙をしまう鞄を
見失って気付いた 誰かと生きてたんだって
冬が頬に刺さった 思い出を一つ連れ去って
少し軽くなったら春には歩き出せるかな


保存したい感情に名前が付かなくて
送りたい手紙に宛名が書けなくて
また今日も今日に手を振った
「またね」以上「さよなら」未満の表情で

モロヘイヤをかじった 生のままかじってみたら
なんとなく分かった 私は生きてるんだって
この平和を創った神様がもしいるなら
置き去りの自由より分け合える不自由をください