変わってないつもりでいた
変わった事に気付くまでは
喜びを知り哀しみを知り
つらい夜も過ごした
不幸なんだと思えて
恵まれてる事に気付かず
優しさを知り高鳴りを知り
ひとり見つめた夜明け
あの頃の夏は見上げる度に
切なく見えた高い空
汗も涙も乾く間もなく
いつまでも何処までも追いかけていた


分かっているつもりでいた
無知な自分に気付くまでは
偽りを知り企みを知り
つらい朝も迎えた
自由なんだと分からず
不器用に当たり散らして
慎みを知り営みを知り
時の速さに気付く
夢みてた光りトキメク程に
輝く未来笑い声
影も形も消える間もなく
誰よりも何よりも追い続けてた


手を伸ばす先が眩しい訳は
儚く消える軽い泡
靴も頭も変える間もなく
蒼くても遠くても夕陽めがけて