振り翳した木の棒
砂吹きが止めに入る
壊すつもりでの砂の人
藁のとは違うよ、
予防線は張らなきゃね

飲みかけの炭酸水
螺旋状に、小さな飛沫
駆け上がってくる
彼の思い出
慌てて
海に投げたペットボトル
ゴミ箱に捨てて帰りましょ

砂の人、破壊したのは二人
よそから見たら、滑稽ね
でも、とても大切で
感情も潤み、砂だるま
友達が心配してる
もう少し泣いてみる

波打ち際に足を並べ
心引き離そうとしたけど
私たち馬鹿やってるね
涙は、ハンカチ拭って
ゴミ箱に捨てて帰りましょ
だんだん、悩むのが、
可笑しくな ったら
もとの、生活に溶け込もう
結局、2人の顔は砂まみれ
一緒に、馬鹿してくれて
ありがとう