どこも同じ景色
真っ暗って言うんだよ
溢れた街灯り、優しくて
しまい込んだのかと、飛びまわる
出ておいで、声を掛けても
扉は半開き

流しっぱなしの街灯
何故だろうになって、花ハシゴ
輝き湧き、満ちた頃
どれもこれも、にこやかで
もっともっとから
逃げ込んだのが
鬼ヶ島

扉の隙間から
ぬくもりが、横たわってた
つまずいたんだ
しがみついたわけじゃないし
けれど、
巻き取るように
すれ違う、扉を探してた

夢の終わりに眠る
溢れた街灯、優しくて
しまい込んだのかと、
今日も、夜宿り