命の価値など無いから
命の価値など無いから


僕が命を投げ打っても
誰も助けられ無いから


命の価値などゴミのように
命の価値などバラバラに



何の役にも立たない
命に価値などあるというの?





ある夜
僕は生まれ



「酸素」と言うものを吸った




とりあえず泣くだけ泣いて
夜が明けるのを待った



母はすぐ仕事にいき
姉はすぐに黙って


僕だけが泣き声を
あげたまま日が暮れた




それから僕は自然に
殴られて いじめられて


気が付けば 何も無い
「大人」に生まれ変わった




命の価値など誰かに
聞いても誰も知らないから
僕は馬鹿な頭の中の
辞書で調べに調べ続けた




命の価値は金で決まる?
命の価値は仕事で決まる?
「命が尊い」という言葉



どこかでウソ臭くなり始めた・・・。





間奏




僕が生まれたとき
誰かが泣いたような気がした
それも今じゃ勘違いだなんて
笑われた気がしたような気分さ




誰もが望むなミライ
普遍的で飾り気のない
当たり前の事が出来ない
そんな命で生き続けた



命の価値など無いから
命の価値など無いから

僕が命を投げ打っても
誰も助けられ無いから



誰かを助ける余裕も
誰かに愛される魅力なども
僕には何もないまま
生きているだけ
「酸素」がある限り




命の価値など無いから

命の価値など無いから
僕の命など捧げて
明日は晴れるだろうか?





明日ぐらい晴れるだろうか・・・?