動き続ける町を往く
青瓦の屋根飛び越えて
夢へと逃げた町を追う
景色の続きを見るために
旅人の木は君を待つ
例え根のみになろうとも
明日へ続く道を往く
赤い煉瓦を踏みしめて
夢を見ていた道を指す
明日はどこ?と問われても
旅人の木は君を待つ
移ろい続けてなお なお
君町を町を
駆けて駆けて
何時か山の麓へ立つ日には
町の灯を君に渡そう