今度の街はさりげなく
セクシーボイスであふれてる
青い瞳に輝いた
みかんの恋に 満たされる

あなたに飼われた蝶ネクタイが
キスをしてよと 跳びはねた

滝の翼を 体に浴びて
みなぎる力を 明日に込めて
ひとり たたずむ


田畑は都市に流されて
地図は嵐に飲み込まれ
光る現実 金の傷
飲むとよしなに 銀の蜜

「じゃあね」と言った冷たさに
急須を持つ手が震えてる

滝の翼に 身をゆだね
すべてを忘れて 羽ばたくの
時を待たずに


こんなはずじゃ なかったと
後悔だけは 簡単に

愛のつらさに 泣きながら
心の奥の 飢餓武士が
愛を求めて さまよう

滝の翼に 身をゆだね
涙も濡れて 羽ばたくの
時の向こうに