心しらぬ 人は何とも 言わば言え 身をも惜しまじ 名をも惜しまじ
あの時の私は 一体何を思ったのだろう

自らの主を『魔王』を下し 英雄と成ろうとしたのか
裏切りを 過ちを犯し その名を天下に広めたかったか

敵は本能寺に有りと 血迷った様な言葉を
吐いたあの日から 全ては狂って...

逆賊のレッテルを 貼られ逃げ惑った先の
落武者狩りの 若人に全て奪われ 残ったのは只の悪名さ


思えば私は最初から あの人に気に入られていて
命始まった日から 運命の奴隷で...

『順逆無二門 大道徹信源 五十五年夢 覚来帰一元』
(順逆二門二無シ 大道信源ニ徹ス 五十五年ノ夢 覚メ来レバ一元ニ帰ス)