boogie woogie


山の手辺りで乗り換えて
ここは下町鬼灯通り
弁天様に願掛けて
なれぬ夢を追いかけた

燕が飛び交う軒下抜けて
祭りの下駄の音響かせて
かけて行くのよ夕暮れに
ラヂオから流れてる
唄はサモシイboogie woogie


花火の終わりのやるせ無さ
今は無口な帰り人
夢を潰した漢靴の音が
自慢げみたいに聴こえます

夏は夕立雨宿り
街はいつしか秋模様
嘘で綴った恋日記
誰かに読まれたい
胸は空いboogie woogie

boogie woogie踊ろうか
boogie woogie裾上げて
boogie woogie日暮れまで