高速が広がる様子は街のフィルム
百戦を彩ったHEART&SOUL
冗舌な季節はようやく涙つれて
青春を旅立ったHUG&KISS



久しぶりのカフェで初めて見る横顔は
いつの間にか違う景色に目を奪われて
不釣り合いな口が知らない日を語りだす
同じはずの距離をうつむく目が否定する

宝石に例えた高貴な愛はセピア
適温が消え去ったHEART&SOUL
洋楽に合わせた通りを雨は濡らす
終電に戸惑ったHUG&KISS

途切れがちな会話そこから知る薬指
出会いからは長く気持ちの色おなじだと
目移りした顔で時を埋める苦笑い
長い間ひとり違う未来みていたと

名作の二人の様には分かり合えず
楽園を失ったHEART&SOUL
空白が教える充実してた日々の
永遠を彷徨ったHUG&KISS

人波に消える二人に
エンディングが流れる