童話のような夜に動き出す玩具たち
別の顔で悪戯はじめるこの森のセオリー
神話のような闇に暮らすのは魔物たち
臭うものにすぐ蓋するのはこの森のヒストリー
猛獣のような輩が地を這う
夜は形を月に委ねる
夜の行方を星は占う
得体しれない塊がこの森に棲む



ドレスを脱いだ愛が引き籠もる嘘の罪
飾ることで孤独を忘れるその胸の翳り
鎧のままで羽根を隠しては罪を抱く
意識のない愛だけ漂うその胸はミステリー
拳銃のような言葉が血を産む
影は光りの留守に訪ねる
影の在り処を愛は疑う
得体しれない塊がその胸に棲む



研ぎ澄まされた波紋が七色にふれる



ひらく扉の先は幻
閉じた心に見えたRainbow
満ちる悩みの渦は魔やかし
割れた全てのカケラ導く
得体しれない塊がすぐ傍に棲む